税理士向け情報

電子認証・電子申告

電子申告に関するQ&A

9.地方税電子申告(eLTAX)

  • 9-1 e-TaxとeLTAXの共通点はありますか。
    A

    国税においても、地方税においても、納税者の利便性向上を目的に電子申告の仕組みが作られています。主な共通点としては以下の事項があります。

    • (1) 電磁的記録で作成した申告・申請等の情報を、インターネットを利用して税務当局または?地方税電子化協議会が管理・運営するシステムに送信して手続きを完了させるものであること。
    • (2) 申告・申請等の情報は大容量となることが予想されるので、現在のところパソコンの利用によるインターネット環境(いわゆるブロードバンド)が必要とされていること。
    • (3) 利用者(納税者)の信頼を維持するため、利用者以外にシステムへの接続を認めないこと。即ち、ID(e-Tax:「利用者識別番号」、eLTAX:「利用者ID」)とパスワード(e-Tax:「暗証番号」、eLTAX:「暗証番号」)によって利用者であることの確認が済まなければシステムに接続できないことになっていること。
    • (4) 利用者に税務当局または?地方税電子化協議会からIDが付与されること。原則として、1利用者に1IDが付与され、利用の取りやめ(または長期間の不利用)をしない限り、IDが失効しない(変更されない)こと。
    • (5) 利用者の利便性を考慮して、オンラインによる利用開始ができること。その際、本人確認等を厳密に行うために使われるべき電子署名が省略できること。
    • (6) 電子申告・申請手続を行うための無償ソフトウェアが、税務当局または?地方税電子化協議会から利用者に提供されていること。利用者がインターネットでダウンロードによりそのソフトウェアを入手できるようになっている。
    • (7) 税務当局または?地方税電子化協議会から利用者への手続きに関する重要事項が「メッセージボックス」に配信されること。何らかのミスによる送信不備(手続未完了)があった場合、その情報がメッセージボックス内の「メッセージ一覧」に明示されるので、利用者は送信の受付通知の内容を確認して手続が完了したことを確認する必要があること。
    • (8) 税理士が税理士法第2条第1項第1号、同第2号に規定する業務として、代理で納税者の申告・申請等を行うこと(代理送信)ができること。その際は納税者本人の電子署名及びその電子証明書の送信を省略することができること。
    • (9) 送信完了後、「即時通知」で送信自体が受け付けられたかどうか送信者が確認できること。このときにエラー表示がある場合は、送信自体が行われていないので、エラーを訂正して再度送信することが必要とされること。この即時通知で無事送信が受け付けられた後に、上記(7)の「メッセージ一覧」で送信内容に問題がないかどうかを確認することになっている。
    9-2 e-TaxとeLTAXの相違点は何ですか。
    A

    国税のe-Taxと、地方税のeLTAXの主な相違点は以下のとおりです。

    項目 国税(e-Tax) 地方税(eLTAX)
    利用開始準備手続
    オンラインまたは書面 オンラインのみ
    オンラインで必要なソフト
    Adobe Reader7.0.1以上
    internet explorer 6、7、8、9
    Adobe Reader 5.0以降
    Java Runtime
    Environment (JRE)6
    internet explorer7、8
    通知書の送付先
    利用開始者のみ 利用届出者または指定した者
    ID・PWの即時発行
    オンライン申請による即時発行可能 数日程度
    申告用無償提供ソフト
    e-Taxソフト PCdesk
    ソフトのCD-ROMによる取得
    所轄の税務署へ申し込む。所定の申込書+返信用切手120円同封。 中止
    システムの運用時間
    平日8:30〜21:00
    1月16日(月)〜3月15日(木)・24時間(メンテナンス時間を除く)(メンテナンス時間は、毎週月曜日午前0時〜午前8時30分を予定)
    受付時間が拡大する期間については、下記を参照ください。
    http://www.e-tax.nta.go.jp/topics/topics_23run.htm
    平日8:30〜21:00
    利用支援体制
    e-Tax・作成コーナーヘルプデスク
    電話番号0570-015901(e-コクゼイ)
    ヘルプデスク
    電話番号0570−081459(ハイシンコク)
    公式ウェブサイト
    http://www.e-tax.nta.go.jp/ http://www.eltax.jp/index.html
    申請・届出
    ほとんどできる 一部対応
    添付書類
    (1)記載内容を入力・送信して添付を省略(所得税関係書類のほとんどが可能)
    (2)オンラインで提出(一部)
    (3)書面で提出
    添付資料として数種類の形式ファイルが送信データに組み込み可能
    電子納税
    全税目 一部対応
    9-3 複数の地方公共団体にeLTAXの利用届出を提出しなければならないのですか。
    A

    e-Taxの利用開始届とは別にeLTAXについても利用届出を提出しなければなりません。

    ただし、eLTAXにおいては、(社)地方税電子化協議会が窓口となっていますので、全ての地方公共団体に利用届出を提出する必要はありません。

    複数の地方公共団体に地方税電子申告を行う場合も、eLTAXの利用者IDは納税者単位で取得します。例えば、法人事業税の申告で、同じ納税者が複数の地方公共団体に対して申告する場合でも、利用者IDを1つ取得するだけで、それぞれの申告先に対して電子申告することができます。

    なお、1つの利用者IDで複数の地方公共団体に対して申告書等を提出する場合には、利用届出(新規)を行った後、PCdeskなどのeLTAX対応ソフトウェアから利用届出(変更)を行う必要があります。

    9-4 eLTAXの利用届出について注意すべきことは何ですか。
    A

    9-2で示したとおり、eLTAXでは、利用届出はオンラインでなければ行えないようになっており、紙での届出書による利用届出はできません。

    現在、地方税の電子申告の対象税目等は、都道府県においては、法人都道府県民税、法人事業税及び地方法人特別税です。市区町村においては、法人市町村民税、固定資産税(償却資産税)、事業所税、個人住民税(給与支払報告書、給与所得者異動届等)です。

    なお、電子申告に対応している地方公共団体は、eLTAXのHPで確認してください。

    http://www.eltax.jp/outline/service.html

    また、税理士が自身の申告及び代理送信によりeLTAXを利用するためには、自身の利用届出を提出する必要があります。

    (1) 税理士が自己の申告に利用する場合と関与先の代理送信の両方を行う場合

    自己の申告を送信する際、申告等データに電子署名を行わなければならず、関与先の代理送信をする際には下記(2)と同様のため、利用届出に際しては、税理士の電子証明書による電子署名を付して送信する必要があります。

    (2) 税理士が納税者の代理送信のみを行う場合

    この場合は、税理士が納税者の申告等データに電子署名を行わなければならないことになっているため、利用届出に際しては、代理送信で利用する電子証明書による電子署名を付して送信する必要があります。この場合eLTAXのHPの利用届出の画面では「代理行為のみ行う場合」を選択してください。

    (3) 納税者(関与先)の利用届出を税理士が代行する場合

    eLTAXでは、利用届出は納税者自身が行うものとの観点からシステム構築がされており、税理士等が利用届出の代行を行っても、本人による届出と扱われます。そのため、電子署名及び電子証明書の送信を省略することができます。ここで注意しなければならないことは、もし電子署名を省略しない場合には、納税者自身のみが電子署名を付すことができるのであって、代行した税理士が電子署名を行うことはできないことになっている点です。もし誤って税理士自身が電子署名を行った場合、納税者自身の電子署名でないため、署名エラーにより利用届出が受け付けられないことになり、改めて署名なしでの利用届出を行わなければならなくなります。またこの場合、HPの利用届出の画面では、必ず「自己の申告を行う場合」を選択してください。ここでは、あくまで納税者本人による届出であることが前提のため、納税者自身の情報を入力する必要があるからです。

    この点については、eLTAXHPでも注意喚起されています。

    http://www.eltax.jp/newsarticle.2007-04-06.8950203662/index.html

    ■ 必要なソフトウェア

    ○ OS

    以下のいずれかであること

    • ・Microsoft Windows XP Home Edition 日本語版
    • ・Microsoft Windows XP Professional Edition 日本語版
    • ・Microsoft Windows Vista Home Basic Edition 日本語版
    • ・Microsoft Windows Vista Home Premium Edition 日本語版
    • ・Microsoft Windows Vista Business Edition 日本語版
    • ・Microsoft Windows Vista Ultimate Edition 日本語版
    • ・Microsoft Windows Vista Enterprise Edition 日本語版
    • ・Microsoft Windows7 Home Premium Edition 日本語版
    • ・Microsoft Windows7 Professional Edition 日本語版
    • ・Microsoft Windows7 Ultimate Edition 日本語版
    • ・Microsoft Windows7 Enterprise Edition 日本語版
    ○ Webブラウザ

    以下のいずれかであること

    • ・Internet Explorer 7
    • ・Internet Explorer 8
    ○ Java実行環境

    Java Runtime Environment(JRE)6 Update18以降

    (バージョン情報が1.6XXと表記される場合もあります)

    ○ Adobe Reader

    Adobe Reader 5.0以降

    ○ その他
    • ・署名ライブラリ(発行機関や認証局によって異なります)
    •  ただし、税理士に申告書の作成・送信を依頼している納税者は不要です。
    • ・ICカードリーダライタ(R/W)を使用する場合は、そのドライバ
    •  http://www.eltax.jp/faq/faqarticle.213.html
    9-5 eLTAXでWindows Vista、7を使用して利用届出を新規に行う場合、パソコンの環境上どのような準備が必要ですか。
    A

    Windows Vista、7を使用して利用届出(新規)を行う場合には、Internet Explorerで「信頼済みサイト」としてeLTAXポータルセンタのURLを登録しておく必要があります。

    「信頼済みサイト」への登録が正しく行われた場合は、利用届出(新規)の画面を表示すると下記のようにInternet Explorerの画面右下に「信頼済みサイト|保護モード:無効」と表示されます。

    利用届出(新規)の画面に「信頼済みサイト|保護モード:無効」が表示されない場合は、「信頼済みサイト」への登録が正しく行われていません。登録内容を確認し、正しく登録し直してください。

    http://www.eltax.jp/regist/step2.html

    詳細については、下記『「信頼済みサイト」としてeLTAXポータルセンタを追加するには』をご確認ください。

    http://www.eltax.jp/regist/step2_02.html

    ■ 「信頼済みサイト」としてeLTAXポータルセンタを追加するには

    Windows Vista、7を使用して利用届出(新規)を行う場合には、Internet Explorerで「信頼済みサイト」としてeLTAXポータルセンタのURLを登録しておく必要があります。

    次の手順に従ってeLTAXポータルセンタのURLを「信頼済みサイト」として登録してください。

    Internet Explorer の「ツール」メニューから「インターネットオプション」を選択します。

    「インターネットオプション」画面で「セキュリティ」タブを選択します。

    「信頼済みサイト」を選択し、「サイト」ボタンをクリックします。

    (1) 「信頼済みサイト」画面で「https://www.portal.eltax.jp」と入力し、「追加」ボタンをクリックします。

    (2) 「https://www.portal.eltax.jp」が信頼済みサイトとして登録されたことを確認し、「閉じる」ボタンをクリックします。

    9-6 eLTAXで利用できる手続きは何ですか。
    A

    eLTAXで現在利用できる手続きとこれから順次利用できるようになる手続きについは、eLTAXのHPで公開されています。

    http://www.eltax.jp/outline/outline.html

    9-7 eLTAXで申告データを送信する際に注意すべきことは何ですか。
    A

    国税のe-Tax同様、地方税のeLTAXでも、一定の条件のもとに電子署名の省略ができることになっています。省略をできない場合に注意してください。

    (1) 納税者自身が自分の申告を電子申告で行う場合

    納税者自身の電子署名を行い、電子証明書を併せて送信しなければなりません。税理士が自分の申告を行う場合も同様です。税理士法人が自身の申告を行う場合も、事前に登録した税理士の電子署名を行わなければなりません。

    (2) 税理士が納税者の申告を代理で行う場合

    納税者の電子署名は省略できますが、代理送信する場合の税理士の電子署名は省略できません。

    (3) 税理士法人が納税者の申告を代理で行う場合

    納税者の電子署名は省略できますが、代理送信する税理士法人に所属する税理士の電子署名を行わなければなりません。

    なお、利用者の利便性を考慮しての署名の簡素化ですから、国税のe-Taxと同等の扱いになっていることに留意してください。

    9-8 eLTAXのHPの利用方法を教えてください。
    A

    オンラインによる利用届出のみ受け付けるシステムであることから、公式サイトの情報提供は充実しています。

    http://www.eltax.jp/index.html

    ここにアクセスすると以下のような画面が現われます。

    タイトル「eLTAX」の下に、「eLTAXとは」、「ご利用の流れ」、「利用届出」、「電子申告」、「電子納税」、「電子申請・届出」、「ダウンロード」、「お問い合わせ」の8個の四角いボタンと、最上段の「よくあるご質問」をクリックすると詳しい説明のページへ飛ぶようになっています。

    「eLTAXとは」をクリックしますと、以下のようなページが現われます。

    地方税ポータルシステム(eLTAX)の詳しい説明が記載されています。

    http://www.eltax.jp/outline/index.html

    次に「ご利用の流れ」をクリックしますと、以下のようなページが現われます。

    eLTAXを利用するための手順が5段階のステップで詳細に説明されています。この手順に従っていけばeLTAXを利用した地方税の電子申告ができるようになります。

    http://www.eltax.jp/flow/index.html

    次に、「利用届出」をクリックしますと、以下のようなページが現われます。

    オンラインでしかできないeLTAX利用のための届出の手順を8段階のステップで詳細に説明しています。

    http://www.eltax.jp/regist/index.html

    次に、「電子申告」をクリックしますと、以下のようなページが現われます。

    実際に地方税の電子申告を行う方法について、eLTAXが無償で利用者に提供している申告ソフト「PCdesk」を利用した場合の電子申告手続きを詳細に説明しています。ベンダーのソフトを使用していない利用者も当該説明で電子申告ができるようになります。

    次に、「電子納税」をクリックしますと、以下のようなページが現われます。

    PCdeskなどのeLTAX対応ソフトウェアを使用して、自宅やオフィスなどからインターネット経由で地方税の納付手続き(電子納税)を紹介しています。

    http://www.eltax.jp/payment/index.html

    次に、「電子申請・届出」をクリックしますと、以下のようなページが現われます。

    ここでは、主に電子申請・届出を始めるための準備や、操作の概要などを紹介しています。必要に応じて「ダウンロード」ページから利用者マニュアルのPDFファイルをダウンロードすることもできます。

    http://www.eltax.jp/application/index.html

    次に、「ダウンロード」をクリックしますと、以下のようなページが現われます。

    「PCdesk」をダウンロードにより取得ができるページです。「PCdesk」のマニュアルもダウンロードにより取得できます。

    http://www.eltax.jp/dl/index.html

    次に、「お問い合わせ」をクリックしますと、以下のようなページが現われます。

    eLTAXの利用前、利用上の様々な問い合わせ方法が説明されています。

    http://www.eltax.jp/contact/index.html

    次に、最上段の「よくあるご質問」をクリックしますと、以下のようなページが現われます。

    質問事項のカテゴリ(範疇)別によくある質問とその回答が詳細に記されています。多くのケースが網羅されていることから、当該Q&Aで解決できると思います。

    http://www.eltax.jp/faq/index.html

    eLTAXのHPでは、利用届出をオンラインでのみ行うことから、利用届出を行った者に対して、受付状況の照会に答えるサービスを行っています。

    利用届出を行うための「ご利用サイト」で照会ができます。これはHPの左中段にあります。

    この「利用届出の受付状況の照会」をクリックしてアクセスし、利用届出完了後通知された「届出受付番号」と利用届出の際に指定した「照会番号」を入力して照会を行うと、以下のような「結果通知」が現れます。

    数日後、再度照会しますと、手続きが完了していた場合、以下のような「結果通知」に変わります。

    9-9 eLTAXで提供されるPCdeskを利用して、納税者の申告を代理で行う場合に注意すべきことは何ですか。
    A

    税理士がPCdeskを利用して納税者の申告データを作成する場合、ソフトを起動した際の「PCdeskログイン」の画面で、必ず税理士自身の利用者名として選択し、その後、申告データを作成したい納税者に切替える操作(納税者切替)が必要となります。国税のe-Taxソフトには無い操作ですので注意が必要です。詳しくは下記からダウンロードできる「PCdesk操作マニュアル」の38ページをご覧ください。

    http://www.eltax.jp/dl/index.html

    9-10 PCdeskで受付完了通知を確認したところ、「納税者の氏名又は名称」欄に納税者名が表示されません。どうしたらいいですか。
    A

    PCdeskで「メッセージボックス」から受付完了通知を確認すると、「納税者の氏名又は名称」欄が表示されます。ここに納税者名が表示されるようにするには、基本情報ファイルの授受を行う必要があります。

    納税者ごとに1度だけ基本情報ファイルの授受を行えば、以降すべての提出先、申告税目の受付完了通知に納税者名が表示されるようになります。

    PCdeskを利用して基本情報ファイルの授受を行う方法の詳細については「PCdesk操作マニュアル」−「6 基本情報ファイルを利用する(税理士による手続きの場合)」82ページをご確認ください。

    PCdesk以外のソフトウェアをご利用の場合は、ご利用のソフトウェアの製造元へお問い合わせください。